AVメーカーの会社説明会

新年早々、去年AVメーカーの会社説明会に行ったことのレポートを書こうと思う。

4ヶ月近く前の話だから割とあやふやになってる。許して

おそらく社員の方には身バレするだろうが、こんなブログ見てる奴いないし、したところで何もないだろう。

どこのメーカーかというと、会社説明会をやってるような会社はそう多くないからすぐわかる。

とりあえずそんな感じで書き留めていく。

 

きっかけは友達からの紹介。

大学にて卒論とプログラミングの勉強を並行してやってたら友達に声を掛けられた。

夏休み空けで久しぶりだったので、そんな様子を話したような。それでそのあと

「あいつら、○○(メーカー名)の会社説明会行くらしいからお前も行ったら?」

と言われた。

はっきり言って俺はAVは割と詳しい部類だ。他の人とAV談義することがあまりないから度合いが高いのか低いのか分からないが高校一年の時はクラスで王者の称号を得た。

そんな俺がその話に飛びつかない訳がない。

「是非詳しく教えて。」

そう言って彼らの元へ向かった。

 

行くメンツは2人。片方は知ってたが、片方は初めまして。

彼らにどんな説明会なのか紹介ページと共に教えてもらった。

新卒募集の字と共に色々書いてある。やりがいや福利厚生、会社概要。1つ他と違うなと思ったのは女優さんからのメッセージ。相変わらず可愛い。

「それでESに明日の日程を予約して提出して終わり。」

明日の日程?

へぇ会社説明会ってそんな急でも良いんだ。

 

補足するとこのように思ったのは自分が会社説明会なんて行ったことないからだ。

来年の進路は大学院と決めてたし、めでたく決まったので採用されるために行くわけではない。でも興味あるから行くよね?

会社説明会だけだけど初めての就活がAVメーカーってどうなんだろうね。

 

そんな訳でESの欄を覗いてみると、やっぱりあるよね志望動機。

大学院の時も志望動機を書いたが、行きたいのだから素直な気持ちで書くことが出来た。しかし今回は完全に冷やかし。

くそめんどくせえ。

自分は嘘がつけないタイプだから志望動機なんて書けない。

うわーっと思いながらアドバイスを受けて書いてみる。

送信ボタンを押すと明日俺は行ってしまうのか。そう思いながら明日のスケジュールが変更された。

 

当日は服装自由だったので普通にシャツで行った。就活界の現状を知らないが服装自由でスーツは良くないとかなんとか。めんどくさいなあ。スーツも面倒だけど。

 

友人との待ち合わせでは遅れた。腹痛辛い。一足先に行ってもらうと成瀬心美似の人がいるらしい。いよいよとなって気持ちヤバかった。

着いて説明会に来た旨を伝え待機室で待たされること10分。では始めるのでついてきてくださいと言われ小中学校の机と椅子のある部屋へ案内された。

当然思うよな。

(ここも撮影場所か…)

前から詰めて座って下さいと言われ座っていく。机の上には封筒が置いてある。

中身を空けると会社説明会と書いてあるレジュメとDVD。

(まさか!)

そうAVである。当然だ。今回の記念品はAVなのだ。

周りを見ると誰も確認しようとしない。さも自分は興味ないですと言わんばかりの顔で説明会のレジュメペラペラしてやがる。ファ○ク。

パッケージ裏を確認する。どうやら特集みたいなもので良さげな最近の作品を集めてる総集編らしい。リストを見ると大好きな女優さんの作品が。いいね!

さて自分もペラペラとレジュメを眺める。なんとなく一番気になるのが資本金とか書いてある場所。はいはい真面目真面目。

そんなこんなで社員の人が前に立ち挨拶。人生初の会社説明会が始まったのだ。

「それではまずこのビデオを見てください。」

そう言って前のモニターが写り始める。 流れるのは会社の歴史。今までどんなことをしていたのか。どんな失敗と挑戦を繰り返していたのか。どんなAVを作っていたのかとなるほど、割と詳しいと思っていた自分でもそんな過去があったのかとまだまだ甘いことに気づく。そのあと各部署の人たちのインタビューだ。やりがいだの、働きやすさだの。この部分だけ見ると普通の会社説明会にしか見えない。会社説明会行ったことないけど。ただ、純粋に楽しそうである。高校の学祭はずーっと裏方で物を作っていたが、割と楽しかった。あんな感じをしていくのかと。様々なコンテンツの説明が流れたあと、福利厚生や会社概要を最後に締め動画は終わる。そしてレジュメの方を説明される。基本的にさっきの動画を詳しく説明する感じ。

その後、ビル内の働いているところを案内される。いろいろなところを周ると、どこもかしこもAVのパッケージが置いてあったらポスターが貼ってある。ここはビデオショップか!と思ったが、その入荷元であったことに気づく。

だが、社員だけ見ると普通の会社だ。普通の会社行ったことないけど。社員の人の会話に耳を傾けると、入荷がどうのスケジュールがどうのとか普通の会社らしい会話しかしてない。このビルには7階くらいまであって全部回ったがほとんどこんな感じだった(ときどき見学者に対応していた人はぶっ飛んだテンションで下ネタ連発してたが)。これをデマ○ドツアーと言うらしいのだが、これには来る人に安心を与える効果もあるらしい。例えば社員の親は反対にする人もいる。そう言うのに対してこういったツアーをして普通の会社という安心感を持ってもらうらしい。当然だよな?社員にAVに出てもらったとかいうAVも出してるんだから。

先ほどの教室らしい場所に戻ると質問コーナーが設けられた。回答者は副社長や入社1年目とか女性専用コンテンツの担当者など。こちらも聞きたいことはたくさんあるので聞いた。

Q.昇給の頻度は?

A.2年近くはない。

Q.バッキーみたいなの作れと言われたら断ることはできるのか?

A.他の先輩に相談するといい。ただあそこまで酷いのは流石になかなかないでしょ。

Q.社内泊は結構あるのか?

A.割とする人もいる。

などなど

隣の女の子がめっちゃ興奮しながら質問しててびっくりしてたが、俺もそれなりにしたと思ってる。というか、女の子ばっかり質問してた。野郎ども気になるんだから来てるんだろ?質問しろよ。

あと、よくある入社するとAVに出されるのかってやつ。あれは製作課じゃないからわからないらしい。俺も夢を持っていたいからそういう回答が一番嬉しい。それと学歴は早慶の人は断るらしいよ。ざまあ味噌カツ

 

最後に、感想っていうの?一次面接受けるかどうかの紙を書くことになった。これに受かり、二次選考行くのなら現場のインターン、つまり撮影現場に行けるらしい。だが、冷やかし満々だから断っといた。チキンでごめんな。そう思い一次面接受けませんと書いた紙を社員の人に渡して会社を後にした。

 

外では友人二人が待っていた。片方は受けるらしいが、その後どうなったか知らない。